こんにちは、久住です。
大学受験に関してですが、こんな興味深い記事を見つけました。
大学合格率と部活の引退時期の関係は?
3年冬まで部活を続けた受験生の約7割が
“第一志望”に合格していた!
このタイトルを読んで
あなたはどう思いましたか?
「なんだ、部活を続けても大丈夫なんじゃん」
「ホントに?
じゃあ、部活の引退時期、考え直してみようかな」
「何か理由や条件があるのかな?
部活をただ続けてもOKってわけじゃなさそう」
いろんな風に捉えた方がいると思いますが
僕が思うに、大切なのは
・書かれている情報を的確に理解して
・自分の状況に当てはめて考えて判断する
ということだと思います。
以下、自分が読んで考えたことをまとめてみたいと思います。
まず、この記事を読んでみて一番大切だと思ったことは、
タイトルに反して、記事のまとめ部分だと思いました。
「今回の調査結果から、部活の引退時期と第一志望の合格率に明確な相関関係は見られませんでした。部活を早く引退したからといって、第一志望の大学に合格できる確率が上がるとは限らないと考えられます。」
塾・予備校比較ナビ 2020年6月10日付記事より
つまり、どういう事でしょうか?
調査結果からわかったのは、
「部活を早く辞めても遅く辞めても、合格率はそれほど変わらなかった」
という事なのです。
確かに、グラフを見ると
いつ部活を辞めていても、50〜60%が第一志望校に合格していますね。
興味深いのが、タイトルにもなった
「高校3年の冬に部活を辞めたグループ」ですね。
約68%という、突出した値を叩き出しています。
そして、皮肉にも
勉強する時間は一番あったであろう、
「高2の夏〜冬に部活を辞めたグループ」が
43〜45%という一番低い合格率を叩き出してしまっています。
どうしてこうなったのでしょうか?
ここからは、僕なりの考察と解釈になります。
もしかしたら、「ウサギとカメ」の昔話のようなことが
起こっていたのではないか、と思いました。
説明していきますね。
まず、ウサギさんから。
高2の早い段階で大学受験勉強に割ける時間が
急に増えたウサギさんたちは、
こう考えたかもしれません。
「あーもう部活も終わりかあ。
時間はまだまだたくさんあるから、ゆっくり勉強して行こうかな」
対して、まだまだ部活を続けていくカメさんたち。
「どうしよう、自分は部活を続けていくから、
勉強に使える時間は限られている。
それなら、よっぽど上手に学力を上げていかないと、
ウサギさんたちには到底勝てない…!」
こうして、カメさんたちは限られた時間を
いかに有効活用するかを必死に考え、
結果的に、時間がたくさんあったウサギさんたちよりも
学力が向上し
見事合格を勝ち取った…。
一般論ですが、そんな要因もあるのかもしれませんね。
おめでとう、カメさん。