斉藤メソッドで有名な斎藤孝さんの著書を読んで
英会話は「スポーツ」だ
そう思うようになりました。
日本人が英会話を習得する時につまづくポイントの一つが
英会話を「頭でする学問」だと思い込んでしまう事です。
30代半ばの自分が過去に受けた英語教育は、英文法と英作文、それにリスニングがちょこっと、という感じでした。
だから、自分くらいの世代までの人が英会話を習得しようとすると
「学問」として接してしまうのです。つまり、「頭」で何とかしようとするのです。
(今の英語教育はもっと変わってきているのかもしれませんが…)
体験的に、英会話は「スポーツ」です。
千本ノックや素振りのように、基本となる例文を
「舌と唇」という「カラダ」が「体得」するまで
何度でも何度でも、繰り返し「たたき込む」ものです。
実際に言ってみる。使ってみる。忘れたら復習して練習する。
そうして、「身」についていくものなのです。
野球選手は、ボールが飛んできたら、考えなくても身体が反応して捕球できるように練習を重ねます。
英会話も同じです。「頭で知っている」レベルから、「身体が覚えている」レベルまで落とし込みます。
これは実は、日本語ではみんな既にやっている事なのです。
日本語の文法があーだこーだ、などと考えてしゃべる人などいません。というか、文法自体分からなくてもしゃべれる、それが「会話」というものなのです。
もちろん、頭も使います。でも、最終的には日本語で使っているのと同程度で済むようになるのが理想です。
もちろん、いきなりそうはなりませんが…
英会話を習得しようとしている人たちを見ていると
「頭」に比重を置きすぎて、それで必要以上に苦しんでいるように見受けられる人たちが多いように思います。
その点、子どもたちは柔軟です。
楽しく、遊びながら、先生の発音を繰り返し繰り返し真似してどんどん吸収していきます。
理屈なんてどうでもよくって、相手と楽しく会話する術を身に付けられればいい。子どもたちを見ていると、そんな風に思わされます。
上手な人を真似ればいいのです。
真似して使っていくうちに自然に覚えていく。赤ん坊はそうして言語を習得していくのです。もちろん文法なんて学びません。
ちなみに、学校教育無しだと読み書きはできるようになりませんが
会話だけは、教育されなくても自然とできるようになるのです。
どんな未開発の地に行っても、「現地の言葉をしゃべれない」という人はいないようです。(読み書きができない人はいます。)
凝り固まった頭も身体も心もほぐして、楽しみながら英会話に取り組めたら素晴らしいな、と思います。
家庭教師パラクレートスの英会話個人レッスンでは、良質の例文の反復練習をします。
「アタマ」で考えなくても、「カラダ」(つまり舌と唇)が反射的に動くように練習を重ねます。
また、あなたのゴールに合わせて、目的を達成できるように、テキストを選んだりカリキュラムを工夫します。